管理人室
アジア環太平洋国際エイズ会議@バリ、レポートその2
8月10日(月) 二日目
ついに会議がはじまったぁ~!!
実は、7日から昨日9日まで、様々なコミュニティフォーラムや、メディアに対するオリエンテーションなどはもうはじまっていたのです。セックスワーカーのミーティングも、8日にひとつ行われていたそう。後で、出席していた友達二人にきくと、この時は、APNSW(Asia Pacific Network of Sex Workers)の宣言が話し合われたそうです。
そして、今日、10日からは、いよいよ本プログラムの開始。
なんとも都合のいいことに、我々の泊っているホテルは会場の隣なので、余裕ですわい。

ホテルを出て見上げると、ICAAPのバルーンが。
受付で参加費を払って、プログラムなど入ったセットをもらう。

プログラムの概要が載っている冊子が白黒コピー。数が足りなくなったらしい。
会場に入るには、IDカードを作らねばならない、とのこと。うんうん。必要ですよねえ、もちろん。各国からの要人が集まっているんですもの。万がいち、会場でテロでも起こったら、アジアのHIV問題に大打撃を与える損害ですよ。ええ、ええ、セキュリティーは何にも優先すべきことでありましょうよ。が、そのためにこの行列か~。

しかも、ものすごい歩みがノロい。
私と東さんは、むきーとなりながら遅い足取りに耐え、ようやくIDゲット。

パソコンに繋いだカメラで撮ってその場で顔写真入りIDを発行。
ついに会場入場、と思いきや、今度は、荷物チェックで行列。

1日目で入場者も集中していて、しょうがないんだけれども~。
さて、ここで大仕事。渡されたプログラムから、どのセッションに出るか、選ばねばならない。
これをチェックするのもめっちゃタイヘン。概要の冊子が白黒コピーで、肝心のプログラムのタイトルがほとんど読めない。うわーい。
さて、10日~12日の会議の一日の時間割はこんな感じです。
------------------------------
■午前中
1)09:00~10:30
一番大きな会場でプレナリー(全体総会)
2)10:45~12:15
各会場に分かれてセッション。
シンポジウム、オーラルアブストラクトセッション(口頭発表)、スキルビルディングワークショップの三つの種類があって、それぞれ3~8のプログラムが組まれている。
■午後
3)12:30~14:00
午後のサテライトミーティング
10くらいのプログラムが用意されている。
4)14:15~15:45
午前中の2)と同じく、シンポジウム、オーラルアブストラクト、ワークショップのセッションが行われる。
5)16:00~17:30
夕方のサテライトミーティング
10くらいのプログラムが用意されている。
------------------------------
解読の結果、今のこの午前中の時間帯、セックスワーク関連のセッションは行われていないみたい。なので、とりあえず会場をざっと見て回ることにする。口頭で行われるプログラム以外に、いろいろな展示が用意されているよう。
会場は、1階と2階に別れているんだけれど、まずは、2階にあるエキシビジョン・エリアにいってみる。
と思ったら、あ!なんだなんだ!

突然入り口にテープが張られる。どうも、インドネシア政府の偉い人がくるらしい。
誰ー?
て、よそ見をしていたら、いつのまに現れ、神業のように一瞬でテープカットして、奥に入っていってしまう。シャッターチャンスを逃したような気になる。

貫禄のある女性。

あ。この人だ。
どうやら、この女性は、インドネシアのエイズ担当官の長らしい。この写真がかざってあったのは、インドネシアの政府のブース。写真をとっていたら、いろいろグッズをくれる。

すすめられるまま、一応署名。
このエキシビジョン・エリアでは、コンドームや、医療系の企業のブース、各国政府、NGOのブース、などが並んでます。
例えば、ここはパプアニューギニアのブース。

皆が思うパプアニューギニアを裏切らない装飾。

このパンフレットがかっこよすぎる。
ここで、会場ではじめて、つたない英語を使い、お話しようとがんばる。が、やっぱり聞き取りが全然できない。パプアニューギニアではサッカーが盛んなんですね、という、もう展示見ればわかるよ、という意思疎通しかできなかった。
入り口近くの一角では、インターナショナルカトゥーンエキシビジョンが。HIVエイズ予防啓発をテーマにした1コマ漫画が展示されてた。


君らこういうのほんと好きやね。
カトゥーンエキシビジョンのグッズは飛ぶようにうれていた。エイズ会議土産にぴったり?

インドネシアのブース。
くつろげるようになってます。
そうこうしているウチに、お昼ご飯時になる。会場内には、正直あんまり気の効いた食堂はなくて、サンドイッチと飲み物を売るカウンターと、ちょっとしたカフェしかない。それも、インドネシアの物価にしたら、めっちゃ高い。いろんな国の人がきているにしては、キツい値段。

会場になっている、リゾートホテル基準値段? サンドイッチが一個800円くらい。
1階と2階の廊下やロビーには、ポスター発表のスペースが。これは、研究者やNGOが、自分らの活動や研究をポスターで展示するというもの。会場の様々な場所で、大規模に展示されているんだけれど、ひとつのポスターは、1日のみの公開。やあ、これも自分の見たいものを見つけるにはめちゃエラいことになるよなあ。おそるべし、国際会議。

展示の準備中の方々。
そうそう、エキシビジョン・エリアのエイズ予防財団のブースには、お世話になりました。会場を回るときに、お世話になったりとか。
迷子のように会場をうろついたり、ホテルを行き来したりしているウチに、この日もあっという間に終わる。うわー本当に一日がはやい。
東さんがアドバイスをお願いしたい方とコンタクトが取れて、夕食でも、ということになる。バリコレクションという、バリ屈指の高級ショッピング街にある食堂へ。

おいしいんだけれども、たぶん、バリならではおいしさとは違う感じ。
おで、国外に出たショッキングさをひきずりつつ、あと英語しゃべれなさ、コミュニケーションスキルなさに、あわあわしてました。
実は、私は国際会議は二回目で、前参加したのは、2005年の神戸でのICAAP。あの時も英語できなくてこころもとかったなーと思い出しました。あれから4年かー。

2005年ICCAPのパーティ。出演者の集合写真。
とまあ、第二回なのに、なかなか会議の内容にたどり着いてないですが、次回のレポートは、会場にも慣れてきた三日目、ようやく、面白いトピックをお届けできるんじゃないかと~。
(続く)
ついに会議がはじまったぁ~!!
実は、7日から昨日9日まで、様々なコミュニティフォーラムや、メディアに対するオリエンテーションなどはもうはじまっていたのです。セックスワーカーのミーティングも、8日にひとつ行われていたそう。後で、出席していた友達二人にきくと、この時は、APNSW(Asia Pacific Network of Sex Workers)の宣言が話し合われたそうです。
そして、今日、10日からは、いよいよ本プログラムの開始。
なんとも都合のいいことに、我々の泊っているホテルは会場の隣なので、余裕ですわい。

ホテルを出て見上げると、ICAAPのバルーンが。
受付で参加費を払って、プログラムなど入ったセットをもらう。

プログラムの概要が載っている冊子が白黒コピー。数が足りなくなったらしい。
会場に入るには、IDカードを作らねばならない、とのこと。うんうん。必要ですよねえ、もちろん。各国からの要人が集まっているんですもの。万がいち、会場でテロでも起こったら、アジアのHIV問題に大打撃を与える損害ですよ。ええ、ええ、セキュリティーは何にも優先すべきことでありましょうよ。が、そのためにこの行列か~。

しかも、ものすごい歩みがノロい。
私と東さんは、むきーとなりながら遅い足取りに耐え、ようやくIDゲット。

パソコンに繋いだカメラで撮ってその場で顔写真入りIDを発行。
ついに会場入場、と思いきや、今度は、荷物チェックで行列。

1日目で入場者も集中していて、しょうがないんだけれども~。
さて、ここで大仕事。渡されたプログラムから、どのセッションに出るか、選ばねばならない。
これをチェックするのもめっちゃタイヘン。概要の冊子が白黒コピーで、肝心のプログラムのタイトルがほとんど読めない。うわーい。
さて、10日~12日の会議の一日の時間割はこんな感じです。
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■午前中
1)09:00~10:30
一番大きな会場でプレナリー(全体総会)
2)10:45~12:15
各会場に分かれてセッション。
シンポジウム、オーラルアブストラクトセッション(口頭発表)、スキルビルディングワークショップの三つの種類があって、それぞれ3~8のプログラムが組まれている。
■午後
3)12:30~14:00
午後のサテライトミーティング
10くらいのプログラムが用意されている。
4)14:15~15:45
午前中の2)と同じく、シンポジウム、オーラルアブストラクト、ワークショップのセッションが行われる。
5)16:00~17:30
夕方のサテライトミーティング
10くらいのプログラムが用意されている。
------------------------------
解読の結果、今のこの午前中の時間帯、セックスワーク関連のセッションは行われていないみたい。なので、とりあえず会場をざっと見て回ることにする。口頭で行われるプログラム以外に、いろいろな展示が用意されているよう。
会場は、1階と2階に別れているんだけれど、まずは、2階にあるエキシビジョン・エリアにいってみる。
と思ったら、あ!なんだなんだ!

突然入り口にテープが張られる。どうも、インドネシア政府の偉い人がくるらしい。
誰ー?
て、よそ見をしていたら、いつのまに現れ、神業のように一瞬でテープカットして、奥に入っていってしまう。シャッターチャンスを逃したような気になる。

貫禄のある女性。

あ。この人だ。
どうやら、この女性は、インドネシアのエイズ担当官の長らしい。この写真がかざってあったのは、インドネシアの政府のブース。写真をとっていたら、いろいろグッズをくれる。

すすめられるまま、一応署名。
このエキシビジョン・エリアでは、コンドームや、医療系の企業のブース、各国政府、NGOのブース、などが並んでます。
例えば、ここはパプアニューギニアのブース。

皆が思うパプアニューギニアを裏切らない装飾。

このパンフレットがかっこよすぎる。
ここで、会場ではじめて、つたない英語を使い、お話しようとがんばる。が、やっぱり聞き取りが全然できない。パプアニューギニアではサッカーが盛んなんですね、という、もう展示見ればわかるよ、という意思疎通しかできなかった。
入り口近くの一角では、インターナショナルカトゥーンエキシビジョンが。HIVエイズ予防啓発をテーマにした1コマ漫画が展示されてた。


君らこういうのほんと好きやね。
カトゥーンエキシビジョンのグッズは飛ぶようにうれていた。エイズ会議土産にぴったり?

インドネシアのブース。
くつろげるようになってます。
そうこうしているウチに、お昼ご飯時になる。会場内には、正直あんまり気の効いた食堂はなくて、サンドイッチと飲み物を売るカウンターと、ちょっとしたカフェしかない。それも、インドネシアの物価にしたら、めっちゃ高い。いろんな国の人がきているにしては、キツい値段。

会場になっている、リゾートホテル基準値段? サンドイッチが一個800円くらい。
1階と2階の廊下やロビーには、ポスター発表のスペースが。これは、研究者やNGOが、自分らの活動や研究をポスターで展示するというもの。会場の様々な場所で、大規模に展示されているんだけれど、ひとつのポスターは、1日のみの公開。やあ、これも自分の見たいものを見つけるにはめちゃエラいことになるよなあ。おそるべし、国際会議。

展示の準備中の方々。
そうそう、エキシビジョン・エリアのエイズ予防財団のブースには、お世話になりました。会場を回るときに、お世話になったりとか。
迷子のように会場をうろついたり、ホテルを行き来したりしているウチに、この日もあっという間に終わる。うわー本当に一日がはやい。
東さんがアドバイスをお願いしたい方とコンタクトが取れて、夕食でも、ということになる。バリコレクションという、バリ屈指の高級ショッピング街にある食堂へ。

おいしいんだけれども、たぶん、バリならではおいしさとは違う感じ。
おで、国外に出たショッキングさをひきずりつつ、あと英語しゃべれなさ、コミュニケーションスキルなさに、あわあわしてました。
実は、私は国際会議は二回目で、前参加したのは、2005年の神戸でのICAAP。あの時も英語できなくてこころもとかったなーと思い出しました。あれから4年かー。

2005年ICCAPのパーティ。出演者の集合写真。
とまあ、第二回なのに、なかなか会議の内容にたどり着いてないですが、次回のレポートは、会場にも慣れてきた三日目、ようやく、面白いトピックをお届けできるんじゃないかと~。
(続く)
(田中課長)
アジア環太平洋国際エイズ会議@バリ、レポートその1
こんにちは。はじめまして。田中課長と申します。風俗で働きつつ、風俗求人誌モモコでSTD予防のコラム「フーゾク虎の穴」を書かせていただいとります。風俗嬢歴とともに、風俗嬢向けのSTD予防の様々な活動歴も気づけば十数年、教えたくない年齢がばれるほど長くやっております。
夏まっさかり。夏といえば、海、山、そしてエイズ会議。と誰がいったかいわないか、ともかくHIV予防啓発業界の中では、この夏一番ホットなスポット、アジア・環太平洋国際エイズ会議にいってきました。日本語以外の言語は認めない、と、語学ができないコンプレックス丸出しで常々いっている私、もちろん海外旅行なんてもってのほかな私が、英語だらけの国際会議になぜ出かけたか...。
このエイズ会議、毎回、世界各国のセックスワーカーも参加して、セックスワーカー当事者のための分科会や、パーティが行われるのです。そんな機会はめったにない、ということで、国内ニートの重い腰をあげて、南の空に旅だったのでした。
会議は予想以上に楽しくありましたが、重い、私だけでは抱えきれないお土産を持たされてしまった感ばりばりです。
お土産、といっても、お土産話なんでありますが、そんなわけで、このせくすばっ管理人ブログの場をお借りして、8月9日から13日のあいだ、バリで行われたアジア太平洋エイズ会議のレポートをお送りしていこうかと思います。
皆様、しばらくのあいだ、お付き合いください。
-----
8月9日(日) 一日目
そうそう。バリなんです、今回の開催地。
エイズ会議は、ワールドワイドな大規模な会議と、アジア、ヨーロッパなど、それぞれの地域に別れて開催される会議と、一年ごとに交互に開催されます。(ちなみに、来年は全体会議でウィーン、再来年のアジア・環太平洋地区の開催地は韓国)。2009年の今年は、地域ごとの会議で、環太平洋とアジア地区は、インドネシアのバリ。リゾートの文字には無縁だった私が、そんなところにいくことになるとは。
関西空港で今回誘っていただいた東さんと落ち合う。10時45分、離陸。ゆれる飛行機にびびりながらも、空からの眺めに興奮する。17時近く、バリ着。さらに興奮。うほう。はじめての外国。
青空は大きくひろがって、機内のクーラーで冷えた身体にちょうどよい湯加減のような空気がここちよい。見慣れない植物、異国の意匠が施された空港建物に、これまた興奮する。ICCAP(International Congress on AIDS in Asia and the Pacific(アジア・環太平洋国際エイズ会議)の略)のカウンターも出ていて、ここでICCAPシールなどをもらう。
ずり落ちながらも、ICCAP開催の垂れ幕が。
バーリ、バーリ、と心の中でバリコールが巻き起こり、鼻血が出そうな感じで密かに盛り上がるが、出国カウンターでまさかの2時間半待ち。えー。
バリの洗礼か。この後、何度も様々な理由で並ぶことに。
こんなに待たされるのはあまりないと、ガイドの人はいっていた。これってやっぱりICCAPで入国する人が増えているから?
開会パーティーに間に合うように飛行機を選んだのにもかかわらず、大幅遅刻。付いた頃は午後の日差しだったのが、もうすっかり夜。あらーん。はしゃいだ感じはもうまるでなくぐったり、空港を出る。旅行会社から派遣されたガイド、スワールさん(スワール、タツのスワールね、とおちゃめに自己紹介)の案内で、車に乗り込む。車窓からの風景、やたら目に付くバイク乗り、横に伸びるトタン作りの売店の群れ、日本より色が濃く感じる雰囲気に、ああ、ここはバリなんだ、と感慨深い。
会場は、ヌサドア地区の国際会議センター。バリの中でも、高級ホテルが立ち並ぶリゾートのための街で、この地区の入り口には、ゲートがあり、荷物検査も行われる。ものものしい雰囲気がありつつも、調べてくれる警官の人は、皆フレンドリーな感じ。

ヌサドアのゲート
ホテルは偶然にも会場の隣り。今回の旅は、HISのバーゲンパックを東さんに手配してもらっていて、数千円でちょっといいランクのホテルに泊まれるので、それをお願いしたんだけれど、ああびっくりだ。一歩建物に足を踏み入れると、生演奏にあわせて、民族衣装をきたリアル仏のような女の子が歓迎の踊りを踊る。どこの王様でしたっけ、我々。
いきなりの生ガムランと生レゴンダンス。あまりのことにどもってる。
部屋に到着。東さんが会議の会場に問い合わせると、もう受付は閉まっていて、開会式には入れないとのこと。その開会式後のパーティーで食べるはずだった晩御飯も逃す。
外に食べに行こうにも、ザ・リゾートなこの辺りには、外に出ても椰子の木しかないので、ホテル内をレストラン探してうろつく。中庭の真ん中でバイキングディナーがあったんだけれど、45ドル。我々は「節約しよう」とうなずき合い、見合わせる。それにしてもそのディナー、漫画でしか見たことがない山盛りのご馳走がならんでおり、豚の丸焼きや、小規模なケチャダンスが行われていて、あまりのバリ・リゾートっぷりに、もともとおぼつかなかった足元をさらにすくわれる。もうビジュアルだけでお腹いっぱい。おで、こういう高級なのに慣れてないの。仕事でシティなホテルにいくことあったけど、アレは仕事のために、仕方なく客が望むテーマパークに来てるような気分だから。結局この日はルームサービスをとることに。
ベランダで東さんと食べては話し、話しては食べ、夜はとっぷりとふけました。明日から本格的なエイズ会議参加。
異国の地にきたってことを文字通り肌で感じる。やたらと喉が渇くけど、乾燥してる風でもなく、肌辺りのよい水を含んだ空気。遠くへくるって、全部が違うんだ、と思う。こんなに違う場所に来たことない、うわあ、とまた興奮し、お布団をかぶりました。
(まだまだ続く!)
夏まっさかり。夏といえば、海、山、そしてエイズ会議。と誰がいったかいわないか、ともかくHIV予防啓発業界の中では、この夏一番ホットなスポット、アジア・環太平洋国際エイズ会議にいってきました。日本語以外の言語は認めない、と、語学ができないコンプレックス丸出しで常々いっている私、もちろん海外旅行なんてもってのほかな私が、英語だらけの国際会議になぜ出かけたか...。
このエイズ会議、毎回、世界各国のセックスワーカーも参加して、セックスワーカー当事者のための分科会や、パーティが行われるのです。そんな機会はめったにない、ということで、国内ニートの重い腰をあげて、南の空に旅だったのでした。
会議は予想以上に楽しくありましたが、重い、私だけでは抱えきれないお土産を持たされてしまった感ばりばりです。
お土産、といっても、お土産話なんでありますが、そんなわけで、このせくすばっ管理人ブログの場をお借りして、8月9日から13日のあいだ、バリで行われたアジア太平洋エイズ会議のレポートをお送りしていこうかと思います。
皆様、しばらくのあいだ、お付き合いください。
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8月9日(日) 一日目
そうそう。バリなんです、今回の開催地。
エイズ会議は、ワールドワイドな大規模な会議と、アジア、ヨーロッパなど、それぞれの地域に別れて開催される会議と、一年ごとに交互に開催されます。(ちなみに、来年は全体会議でウィーン、再来年のアジア・環太平洋地区の開催地は韓国)。2009年の今年は、地域ごとの会議で、環太平洋とアジア地区は、インドネシアのバリ。リゾートの文字には無縁だった私が、そんなところにいくことになるとは。
関西空港で今回誘っていただいた東さんと落ち合う。10時45分、離陸。ゆれる飛行機にびびりながらも、空からの眺めに興奮する。17時近く、バリ着。さらに興奮。うほう。はじめての外国。
青空は大きくひろがって、機内のクーラーで冷えた身体にちょうどよい湯加減のような空気がここちよい。見慣れない植物、異国の意匠が施された空港建物に、これまた興奮する。ICCAP(International Congress on AIDS in Asia and the Pacific(アジア・環太平洋国際エイズ会議)の略)のカウンターも出ていて、ここでICCAPシールなどをもらう。
ずり落ちながらも、ICCAP開催の垂れ幕が。
バーリ、バーリ、と心の中でバリコールが巻き起こり、鼻血が出そうな感じで密かに盛り上がるが、出国カウンターでまさかの2時間半待ち。えー。
バリの洗礼か。この後、何度も様々な理由で並ぶことに。
こんなに待たされるのはあまりないと、ガイドの人はいっていた。これってやっぱりICCAPで入国する人が増えているから?
開会パーティーに間に合うように飛行機を選んだのにもかかわらず、大幅遅刻。付いた頃は午後の日差しだったのが、もうすっかり夜。あらーん。はしゃいだ感じはもうまるでなくぐったり、空港を出る。旅行会社から派遣されたガイド、スワールさん(スワール、タツのスワールね、とおちゃめに自己紹介)の案内で、車に乗り込む。車窓からの風景、やたら目に付くバイク乗り、横に伸びるトタン作りの売店の群れ、日本より色が濃く感じる雰囲気に、ああ、ここはバリなんだ、と感慨深い。
会場は、ヌサドア地区の国際会議センター。バリの中でも、高級ホテルが立ち並ぶリゾートのための街で、この地区の入り口には、ゲートがあり、荷物検査も行われる。ものものしい雰囲気がありつつも、調べてくれる警官の人は、皆フレンドリーな感じ。

ヌサドアのゲート
ホテルは偶然にも会場の隣り。今回の旅は、HISのバーゲンパックを東さんに手配してもらっていて、数千円でちょっといいランクのホテルに泊まれるので、それをお願いしたんだけれど、ああびっくりだ。一歩建物に足を踏み入れると、生演奏にあわせて、民族衣装をきたリアル仏のような女の子が歓迎の踊りを踊る。どこの王様でしたっけ、我々。
いきなりの生ガムランと生レゴンダンス。あまりのことにどもってる。
部屋に到着。東さんが会議の会場に問い合わせると、もう受付は閉まっていて、開会式には入れないとのこと。その開会式後のパーティーで食べるはずだった晩御飯も逃す。
外に食べに行こうにも、ザ・リゾートなこの辺りには、外に出ても椰子の木しかないので、ホテル内をレストラン探してうろつく。中庭の真ん中でバイキングディナーがあったんだけれど、45ドル。我々は「節約しよう」とうなずき合い、見合わせる。それにしてもそのディナー、漫画でしか見たことがない山盛りのご馳走がならんでおり、豚の丸焼きや、小規模なケチャダンスが行われていて、あまりのバリ・リゾートっぷりに、もともとおぼつかなかった足元をさらにすくわれる。もうビジュアルだけでお腹いっぱい。おで、こういう高級なのに慣れてないの。仕事でシティなホテルにいくことあったけど、アレは仕事のために、仕方なく客が望むテーマパークに来てるような気分だから。結局この日はルームサービスをとることに。
ベランダで東さんと食べては話し、話しては食べ、夜はとっぷりとふけました。明日から本格的なエイズ会議参加。
異国の地にきたってことを文字通り肌で感じる。やたらと喉が渇くけど、乾燥してる風でもなく、肌辺りのよい水を含んだ空気。遠くへくるって、全部が違うんだ、と思う。こんなに違う場所に来たことない、うわあ、とまた興奮し、お布団をかぶりました。
(まだまだ続く!)
(田中課長)